食食 ~クエクエ~

食品メーカー勤務の30代男性が食に関する事を書き綴るブログです。

トクホのお茶 おすすめランキング付けてみた

最近健康志向の人が増え、それに伴い「体脂肪が付きにくくなる」だとか、「体脂肪を減らすのを助ける」、「脂肪の代謝する力を高める」など様々なキャッチコピーで、各飲料メーカーから特定保健用食品(トクホ)のお茶が発売されています。

しかし、いろいろ発売されていますが、各お茶が持っている機能の違いというのをわかっている方は少ないと思います。

今回は、そのいろいろあるお茶の中で何を飲めばいいのかランキングを付けていきたいと思います。

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トクホのお茶 おすすめランキング

特定保健用食品(トクホ)とは?

まず、特定保健用食品(トクホ)とよく聞きますが、一体なんなのかというと

特定保健用食品(トクホ)」とは、有効性、安全性などの科学的根拠を示して、国の審査のもとに消費者庁(※)の許可を受けた食品のことを指します。 1991年に栄養改善法で法制化された食品で、「特定の保健の目的で摂取する者に対し、その摂取により当該保健目的が期待できる旨の表示が許可された食品をいう」と定義されています。

と定義されています。つまりその食品を飲食することで、健康向上が期待できると国が評価した食品のことです。

各メーカーのお茶(トクホ)

2020年4月28日現在発売されているお茶は細かいものまで含めると多種多様になります。

そのため、今回はその中でもメジャーなものをピックアップして取り上げます。各メーカーのお茶と各機能としては、以下のものがあります。

メーカー名 お茶の名前 機能
サントリー 伊右衛門 特茶 体脂肪を減らすのを助ける働き
花王 ヘルシア緑茶 内臓脂肪を減らすのを助ける働き
伊藤園 お~いお茶 濃い茶 体脂肪を減らすのを助ける働き
コカ・コーラ からだすこやか茶W 脂肪の吸収を抑える働き
アサヒ飲料 からだ十六茶α 内臓脂肪を減らすのを助ける働き

各お茶の機能比較

では、実際にどのような機能の違いがあるのかをみていきます。

伊右衛門 特茶サントリー

サントリー伊右衛門 特茶は、体脂肪を減らすのを助ける働きがあります。

では、何がその働きをするのかというと、脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体の働きにより、体脂肪を減らすのを助けます。

ケルセチン配糖体とは、野菜や果物に豊富に含まれるポリフェノール成分であり、摂取 されたケルセチン配糖体は小腸でケルセチンへと加水分解され体内に吸収される。 ケ ルセチンは抗酸化作用、抗炎症作用、降圧作用など多くの生理作用を有することが報告されている。
また、ケルセチン配糖体の体脂肪低減効果があることが確認されました。

また、伊右衛門 特茶の特徴としては、脂肪を分解・消費しやすくなるので、いつでも・どこでも飲んでもその効果が期待できることが特徴です。

ヘルシア緑茶(花王

花王 ヘルシア緑茶は、内臓脂肪を減らすのを助ける働きがあります。

では、何がその働きをするのかというと、高濃度茶カテキンの働きにより内臓脂肪を減らすのを助けます。

高濃度茶カテキンとは、普通の緑茶にも茶カテキンという分質が含まれます。その茶カテキンの濃度を約2倍にしたものです。

ヘルシア緑茶に含まれる茶カテキンは、継続的な摂取により脂肪を代謝する力を高めてくれます。その結果、内臓脂肪を減らすのを助ける働きがあることが分かっています。

また、ヘルシア緑茶の特徴としては、いつでも・どこでも飲んでもその効果が期待できることが特徴です。

お~いお茶 濃い茶(伊藤園


伊藤園 お~いお茶 濃い茶は、体脂肪を減らすのを助ける働きがあります。

では、何がその働きをするのかというと、ガレード型カテキンの働きにより体脂肪を減らすのを助けます。


ガレード型カテキンとは、加熱処理時に生成されるカテキンの一種です。加熱時にカテキンは50%程度ほどがこのガレード型カテキンになります。このガレード型カテキンにも、食事に含まれる脂肪を吸収するのを抑制する効果があります。

食事に含まれる脂肪の吸収を抑制するので、基本的には食事前に飲むことが良いとされています。

からだすこやか茶W(コカ・コーラ


コカ・コーラ からだすこやか茶Wは、脂肪の吸収を抑える働きがあります。

では、何がその働きをするのかというと、難消化性デキストリンの働きにより脂肪と糖の吸収を穏やかにする効果があります。


難消化性デキストリンとは、天然では熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維の一種で、食後の血糖値の急激な上昇の抑制が報告されているいます。 主に、とうもろこし等のでんぷんから作られる難消化性デキストリンが流通しています。粘性や甘味は少なく、ほぼ透明で耐熱性・耐酸性に優れているのが特徴です。また、ミネラルの吸収を阻害しないため、様々な食品に応用されています。


食事に含まれる糖と脂肪の吸収を抑制するので、基本的には食事前に飲むことが良いとされています。

からだ十六茶α(アサヒ飲料


アサヒ飲料 からだ十六茶αは、内臓脂肪を減らすのを助ける働きがあります。

では、何がその働きをするのかというと、葛の花由来イソフラボン難消化性デキストリンが内臓脂肪を減らすのを助け、食後の血中中性脂肪、血糖値の上昇をおだやかにする効果があります。


葛の花由来イソフラボンとは、古くから、葛湯や葛餅などで親しまれてきた葛の花から抽出した成分です。 体内の脂肪の分解と燃焼を促進させることで、内臓脂肪を減らすのを助けてくれます。


食事に含まれる糖と脂肪の吸収を抑制するので、基本的には食事前に飲むことが良いとされています。

結局何を飲めばいいの?

ここまで、各メーカーの特徴について書いてきましたが、結局のところ、どこのメーカーのお茶を飲めばいいのか、というところが一番知りたいと思います。ここでは、各お茶の売れ行きと世間の評価、また実際に自分で飲んでみての評価でランキングを決めていきたいと思います。


各お茶の売れ行きと世間の評価については、amazon楽天での売上と評価を調べて点数化します。自分の好みについても同様です。
点数は、1位5点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点として、総合点でランキングを付けたいと思います。


第1位 コカ・コーラ 体すこやか茶w
amazon :2位:4点
楽天   :1位:5点
自己評価 :1位:5点
合計   :1位:14点

第1位 コカ・コーラ 体すこやか茶wです。世間の評価と自己評価で互いに高得点となりました。自己評価では、やはり脂肪と糖の両方の吸収を穏やかにするという点に惹かれました。また、普通に美味しく飲めます。




第2位 サントリー 伊右衛門 特茶
amazon :1位:5点
楽天   :3位:3点
自己評価 :2位:4点
合計   :2位:12点

第2位 サントリー 伊右衛門 特茶です。こちらも、世間の評価が高得点となりました。また、自己評価は2位と高得点です。感想としては、味が単純に好きです。また、いつでもどこでも飲める点は評価出来ます。



第3位 花王 ヘルシア緑茶
amazon :3位:3点
楽天   :2位:4点
自己評価 :4位:2点
合計   :3位:9点

続いて第3位は、花王 ヘルシア緑茶です。世間の評価は低くありませんが、個人的にはあまり好きではないです。



第4位 伊藤園 お~いお茶 濃い茶
amazon :4位:2点
楽天   :5位:1点
自己評価 :3位:3点
合計   :4位:6点

続いて第4位ですが、伊藤園 お~いお茶 濃い茶です。世間の評価は高くはありませんが、個人的には味が好きです。 ただ、毎日飲むことを考えるとちょっときついです・・・。



第5位 アサヒ飲料 からだ十六茶α
amazon :5位:1点
楽天   :4位:2点
自己評価 :5位:1点
合計   :5位:3点

惜しくも5位となったのは、アサヒ飲料 からだ十六茶αです。世間の評価は高くなく、個人的にも味があまり好きではありませんでした。 ただ、毎日飲んでると好きになるかも・・・。

まとめ

以上、独自にトクホのお茶をランキングしてみました。

加齢とともに代謝が落ちてしまい太りやすくなると思います。また、運動する機会が減ってしまう、偏った食事になる方もおられると思います。私も、加齢とともに代謝が落ちて、普段運動もしないのでお腹まわりにお肉がついてきたと感じます。

続けて飲むだけで体脂肪を減らしてくれるなら頼らない手はないと思います。
皆さんの参考になればと思います。